世界の激臭レシピ♡ その1・キビヤック
今回は少し趣向を変えて、珍しいレシピの紹介をします。
記念すべき第1回は”キビヤック”です。
エスキモーに伝わる漬物の一種ですね。
まず、アザラシを1頭、海鳥を数十羽捕まえます。
海鳥はアザラシの中に詰め込むので、
アザラシの大きさに合わせて数を調整しましょう。
海鳥は絞めて、日の当たらない涼しいところで冷やしておきます。
アザラシはお腹を割いて皮下脂肪を残して肉と内臓をすべて取り除きます。
袋状になったアザラシに、冷ました海鳥をそのまま詰め込んでいきます。
ほどよく膨らんだらお腹を縫って、縫い目にはアザラシの油を塗り込みます。
これを地面に掘った穴に埋め、上には大きな石を置いておきます。
最低でも2か月間、長いときには数年間放置して熟成させます。
アザラシを掘り出し、中から取り出した海鳥を賞味します。
食べ方は、海鳥の尾羽を取り除いて肛門に口をつけ、
液状になった内臓を啜ります。お肉もそのまま食べることができます。
極北の地では貴重なビタミン源として、祝の席で供されております。
激臭ですが、非常に美味らしいです。
機会がありましたら、ぜひお試しあれ!