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おじさんが語るうんちくばなしあれこれ。

欧米が驚愕した天皇陛下と日本人

日本の天皇家は、2600年間「途切れていない」世界最古の王朝です。

(※異論はあります)

天皇陛下は世界でも最大級の敬意をもって接せられる人物ですが、

今日は激動の時代を生きられた、昭和天皇の逸話を見つけましたので、

それをみなさんにもご紹介したいと思います。

 

以下、コピペです。

 

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『ヒロヒトのおかげで父親や夫が殺されたんだから、

旅先で石のひとつでも投げられりゃあいいんだ。  

彼が40歳を過ぎた猫背の小男ということを日本人に知らしめてやる必要がある。

神さまじゃなくて人間だ、ということをね。

それが生きた民主主義の教育というものだ』

 

昭和21年2月、昭和天皇が全国御巡幸(ごじゅんこう)を始められたとき、

占領軍総司令部の高官たちの間では、こんな会話が交わされた。

しかし、その結果は高官達の"期待"を裏切るものだった。

昭和天皇は沖縄以外の全国を約8年半かけて回られた。

行程は3万3千キロ、総日数165日。

各地で数万の群衆にもみくちゃにされたが、石一つ投げられたことはなかった。

 

イギリスの新聞は次のように驚きを率直に述べた。

 

『日本は敗戦し、外国軍隊に占領されているが、

天皇の声望はほとんど衰えていない。

各地の巡幸で、群衆は天皇に対し超人的な存在に対するように敬礼した。

何もかも破壊された日本の社会では、天皇が唯一の安定点をなしている』

 

イタリアのエマヌエレ国王は国外に追放され、

長男が即位したが、わずか1か月で廃位に追い込まれた。

それに対して、日本の国民は、まだ現人神という神話を信じているのだろうか。

欧米人の常識では理解できないことが起こっていた。

 

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『ローマ大帝国も、ナポレオンの国でさえも、一度戦いに負ければ亡びている。

私の国のカイゼル陛下にしても、また生前中は神の如く慕われていたヒットラーも、

イタリアのムッソリーニも、戦いに負けたらすべてそのまま残ることはできない。

殺されるか、外国に逃げて淋しく死んでいる。

だから日本の天皇も外国に亡命すると思っていた。

しかし、そんなことは聞かない。だからすでにこの世におられないと思っていた。

ところが最近、日本から来た記録映画を見て驚いた。

天皇が敗戦で大混乱の焼け跡を巡っておいでになる姿である。

 

しかも、二年もの長い間、北の端から、南の端まで、

焼き払われた廃墟を巡って、国民を慰めておられる。

陸軍も海軍もすでに解体されているのに、一兵の守りもないのに、

無防備のままで巡っておられる。

平穏無事なときでも、一国の主権者が、自分の国を廻られるその時には、

厳重な守りがなされている。それでも暗殺される王様や大統領がある。

 

それなのに一切の守りもなく、権力、兵力の守りもない天皇が日本の北から南まで、

焼き払われた廃墟を巡る。国民を慰める。

何という命知らずの大胆なやり方であろうか。

いつどこで殺されるか。こう思って映画を見ていた。

しかし驚いたことに、国民は日の丸の小旗を打ち振って天皇を慰めている。

こんなに美しい国の元首と国民の心からの親しみ、心と心の結び、

これはどこにも見られないことである。

われわれは改めて、日本を見直し、

日本人を尊敬しなければならないと思っている』