kg0024's stock of knowledge

おじさんが語るうんちくばなしあれこれ。

渚のオフサイド・ストーリー

サッカーを観戦するうえでいちばん「わかりにくいわ!」って言われるのが、

オフサイドにまつわるルールじゃないでしょうか。

あんなルール、いらないんじゃね?って方にもたくさん会いました。

でも、あのわっかりにくいルールがあるからこそ、

現代サッカーは世界中で愛される競技になったんだと思います。

 

オフサイドがないと、サッカーはどんなスポーツになるでしょうか。

相手側のゴール前に選手を多く置いてロングボールを蹴り込み、

ゴールに押し込むだけの味気ない競技になってしまいやしませんか。

みんなそのことにはちゃんと気がついていて、

オフサイドルールはサッカー登場と同時にすでにあったんです。

そもそもサッカーはラグビーから分かれたスポーツなので、

初期のころはルールも共通していました。

ラグビーでのオフサイドは、

「自分より前にいる選手にパス出したらダメ」ってもので、

これもサッカーと同じ理由です。

このルールがだんだんと緩くなっていって、

現在のオフサイドルールになっていったんです。

 

サッカーの戦術の一つにフォーメーションの考え方がありますが、

実はこれってオフサイドのルールに伴って多様化していったんですね。

このお話はまた別の機会にて…。