渚のオフサイド・ストーリー
サッカーを観戦するうえでいちばん「わかりにくいわ!」って言われるのが、
オフサイドにまつわるルールじゃないでしょうか。
あんなルール、いらないんじゃね?って方にもたくさん会いました。
でも、あのわっかりにくいルールがあるからこそ、
現代サッカーは世界中で愛される競技になったんだと思います。
オフサイドがないと、サッカーはどんなスポーツになるでしょうか。
相手側のゴール前に選手を多く置いてロングボールを蹴り込み、
ゴールに押し込むだけの味気ない競技になってしまいやしませんか。
みんなそのことにはちゃんと気がついていて、
オフサイドルールはサッカー登場と同時にすでにあったんです。
そもそもサッカーはラグビーから分かれたスポーツなので、
初期のころはルールも共通していました。
ラグビーでのオフサイドは、
「自分より前にいる選手にパス出したらダメ」ってもので、
これもサッカーと同じ理由です。
このルールがだんだんと緩くなっていって、
現在のオフサイドルールになっていったんです。
サッカーの戦術の一つにフォーメーションの考え方がありますが、
実はこれってオフサイドのルールに伴って多様化していったんですね。
このお話はまた別の機会にて…。